Artist
「アクリル絵具にメディウムを混合した液体を、横たえたカンヴァスに、時には 3 リットルという量をビーカーでゆっくりと注ぎ込む。重くとろみを持った絵具が画面を這う。ぶつかり流れる運動をとどめて凝固する。絵具の深さは濃淡となり、乾かしては繰り返し流し込まれる色彩は地層のように奥行きを生む。作り手の筆触は排除され、流動体は色そのものとなって立ち現れる。
旅で目にした風景を、大胆なフォルムと明快な色彩で表現した作品から出発し、中島麦はドリッピングによるシリーズを経て、常に「色」を追い続けてきた。色という字は、腹ばいになった姿に人が重なる様を表すという。
そこから男女の交わりや、ひいては目に映るうるわしいものという意味が生まれた。「いろ」は身体に基礎を置き、われわれの中に眠る本能に近い情を動かす。《luminous dropping》は極限まで絵の抽象を目指しながら、官能的で豊かな視覚の悦びへと誘う、開かれた「景色」にほかならない。」
荒井直美( 新潟市美術館 学芸係長)
近年の展覧会
2020年 luminous dropping incline Gallery OUT of PLACE TOKIO/東京
2020年 luminous dropping incline +1 art /大阪
2020年 和田画廊/東京
2019年 酢重ギャラリー/軽井沢・長野
2019年「動きと光の物語-light/moving」/cafe 104.5/東京
2019年 Gallery OUT of PLACE TOKIO/東京(13,15,17,18)
他多数
近年のグループ展
2020年 「『暮らしがアートになる』山本豊子×中島麦」プロポスタ・アルフレックス福岡/福岡
2019年 「絵画展…なにか?」川口市立ギャラリー・アトリア[企画3人展]
2019年 「VOCA展2019」上野の森美術館/東京
2018年 「アウト プット アート プット」SHIBAMATA FU-TEN Bed and Local/東京
他多数
その他
2018年 [アートワークディレクション]いわき市医療センター/福島
2018年 [企業カレンダー]TOYO TIRES株式会社
2018年 [スニーカーコラボレーション]hummel ×中島麦
2018年 [アパレルコラボレーション]LUMINE meets ART「Antigravite×中島麦」/東京
2018年 [art fair]ART OSAKA /ホテルグランビア大阪(11,12,13,14,15,16,17)Gallery OUT of PLACEより
2018年 [art fair]アートフェア東京/国際フォーラム/Gallery OUT of PLACEより
他多数
Gallery

美術関係者のみならず一般のお客様に展覧会を楽しんでいただき、同時に質の高い作品を気軽に購入できるギャラリーを目指しております。
私事、1992年から'99年までフランスに滞在しておりました。その間に、ヨーロッパはもとより北米、中米、オーストラリア、アフリカ、アジア諸国にて取材を重ねました。また2003年から約一年間パリでアートギャラリーの運営について研修をいたしました。現地でアートを取り巻く多くの人たちと知り合いながら、主に二つの問題意識を抱くようになりました。
一つは、それぞれの地域が持つ固有の魅力と、文化のグローバリゼーションがどう共存しうるのかという問題です。もう一つの問題は、欧米と比較してあまり進展の見ない日本のアーツマネージメントについてです。
Gallery OUT of PLACEではこの二つをキーポイントにして、ギャラリー運営を行なっております。新進気鋭の作家、深い哲学や思想を表現する実力のある作家を紹介し、観る者の心に強いインパクトと豊かな時間をもたらしてくれればと考えております。
2009年1月から2021年4月までの12年間、広尾(2014年からは3331ArtsChiyoda内)に東京支店としてGallery OUT of PLACE TOKIOを開設し首都圏からも現代美術の【今】を発信してきましたが、2021年5月からは、東京支店を閉じ拠点を奈良に置くことになりました。今後も地道に展覧会とイベントを企画し続ける中で、異なる文化と個性が交流、融合し、新しくかつ普遍的な表現がOUT of PLACEから生まれる事を期待しています。
ギャラリー名の OUT of PLACE は、エドワード・サイードの同名自叙伝が由来になっています。どこにも帰属意識のない者こそが、新しい道を作り、新しい価値観を創造出来るというサイードの考えを見習いたいと思っています。
代表 野村ヨシノリ

配送料について
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※美術品の輸送費は、①輸送先 ②重量と大きさ、もしくは体積重量 ③作品の素材 といったデータを元に、作品の安全や、費用との兼ね合い等を鑑み、総合的な判断の上で算出されます。
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※国内輸送の場合、輸送会社のその時の状況により、同じ方向にいく車に乗せてもらえたり、個別チャーター便にするなどの判断をする必要があるため、正確な輸送費の算出には2〜7営業日ほどお時間をいただきます。
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※国際輸送の場合には、現地の提携輸送会社にも見積もりをとる必要があるため、正確な輸送費の算出には2−14営業日ほどお時間をいただきます。
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※輸送会社により得意な分野や価格帯が異なるため、弊社が複数の提携輸送業者より最適な輸送プランを選出し、正確な見積もりを提示いたします。
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※輸送には必ず保険を付帯いたします。
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①まず、作品価格についてのお問い合わせをいただいた時点で、作品価格と輸送費の目安をお知らせします。
この時の輸送費の目安は、個々の作品に対応したものではなく、輸送先、重量と大きさを元に算出する一般的な輸送費の目安であり、実際の輸送費とは異なる場合がございます。 -
②作品価格と輸送費の目をお知らせした上で、作品購入のご意思を伺いましたら、輸送会社に正確な輸送見積もりの算出を依頼します。
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③正確な輸送見積もりをお知らせし、ご同意いただけましたら決済を行なっていただきます。
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④お客さまのご要望に応じて特別作業(額装、荷物の開梱、梱包素材の撤去など)が発生する場合、別途料金を加算いたします。
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⑤お客さまによる決済手続きの完了から、2営業日から最長14営業日以内に発送いたします。
ただし、額装や特別梱包が必要な場合は、これ以上の日数をいただく可能性があるので、その場合は事前にご連絡いたします。
額装について
Dear Artでは額装もご紹介しております。
額装は作品を引き立て飾りやすくする他、作品の保護にも役立ちます。
額装をご希望の場合はフレームサンプル、作品種類別の額装パターンからご希望のものを明記の上、お問い合わせください。
額装料金をご案内いたします。
その他の額装をご希望の場合は、お問い合わせフォームから内容を送信ください。
フレームサンプル

ホウ材 ホワイト塗装
木目あり

ホウ材 ブラウン塗装
木目あり

ラッカー ホワイト塗装
つやなし・木目ほぼなし

ラッカー ブラック塗装
つやなし・木目ほぼなし

アルダー
無塗装の天然の木の質感を出したタイプ

メイプル
無塗装の天然の木の質感を出したタイプ
アルダーより硬い
アルダーより硬い
作品種類別の額装パターン

例:A 写真(マットあり)
写真・紙作品
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A:写真・紙作品(マットあり)
マットを使用し、表面にはアクリルがつきます。マットの種類をお選びください。 -
B:写真・紙作品(マットなし)
マットを使用せず作品に直接、額が付くように見えます。表面にはアクリルがつきます。

例:D キャンバス(アクリルなし)
キャンバス・パネル作品
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C:キャンバス・パネル作品(アクリルあり)
作品をマットに貼りつけ、作品の端まで全てを見せることができ、
作品が額の中で浮いているように見えます。表面にはアクリルがつきます。
マットの種類をお選びください。 -
D:キャンバス・パネル作品(アクリルなし)
作品をマットに貼りつけ、作品の端まで全てを見せることができ、作品が額の中で浮いているように見えます。表面にはアクリルはつきません。
マットの種類をお選びください。

マットについて
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マット4種
ホワイト/クリーム/グレー/ブラック -
マットは作品とフレームの間に位置しながら、余白を埋めることで額装の品格と保存性を高めます。また寸法の不一致が調整できるので、規格サイズの額縁をお使いいただけます。