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Interview

Life with Art
Vol.03
Shin Takeuchi

October 14, 2020

アートを持つことで、
そのアーティストの人生を
少しだけ味わう

「アートのある日々」Dear Artが掲げるこの言葉を当たり前のものとして生きる各界の第一線で活躍する人々に、コレクションや生活を覗かせていただきながらお話を伺う本シリーズ。
第3回目となる今回は、株式会社ビズリーチなどをグループ会社に持つホールディングカンパニー、ビジョナル株式会社の取締役兼CTOである竹内真さんにお話を伺いました。

Visionalでは、2019年に渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンをジャックしたソフィ・カルの映像インスタレーション「海を見る」をスポンサード。2020年には日本人の現代アーティストの作品をオフィスにて公開。個人としてもアートをコレクションし、自宅でもアートとともに暮らす生活を楽しんでいる竹内さん。

「Visional Collection」が飾られた渋谷のオフィスに伺い、コレクション作品に囲まれながら、アートコレクションを所有する思いやメリット、個人で初めて買ったアート、今注目している現代日本人アーティストなどについても語っていただきました。

ビジネスにアートを取り入れたいと思っている若い起業家の方々が参考に訪れることもあるという、 Visionalオフィスの一室に飾られたアート・コレクション。新進気鋭の若手アーティストを中心に、多様な作品が並んでいます。
右から 1.《Embossed Painting》2019 / 舘鼻則孝 2.《Foresight Hindsight》2015 / 松山智一 3.《Monolith 143 Ⅺ,Homage for Richard Diebekon》2020 / 猪瀬直哉 4.《broken verssel》2019 / 川内理香子 5.《eyewitness》202 / 豊田涼華 6.《Untitled》2017 / 小西紀行 7.《Feast》2019 / タカノ綾 8.《Perennial06》2015 / 平子雄一 9.《BREATH-2》2019 / 小谷くるみ 10.《Untitled9》2016 / 今津景 11.《水辺の風景》2020 / 小林万里子 12.《Kate MIW》2019 / HARUKA ( hrkart. ) 13.《Untitled》2017 / 桑原正彦 14.《A sculptor》2017 / 井田昌幸 15.《M》2016 / 大庭大介 16.《Memory of the Good Bath》2016 / 川内理香子 17.《A graph #22》2019 / 和田直祐 18.《Execuse painting: What does it mean to Paint Self-Portrait》2016 / 村上隆 19.《Anemones and ranunculuses》2018 / 佐藤翠 20.《Roses sur rideaux》2014 / 守山友一朗 21.《They (Leader)》2019 / 大久保紗也 22.《SPLITTING HORIZON No.17》2017 / 山口歴 23.《The configuration》2017 / 薄久保香 24.《完全変態 vol2》2019 / 大竹寛子

初めて買ったのは
ピカソのエッチング

――竹内さんが最初に手に入れた作品はなんだったのでしょうか? また、その作品を手に入れた方法も教えてください。

「初めて自分で意識してアートを買ったのは3年前。オークション会社フィリップス(※1)を通じてピカソのエッチング(※2)を手に入れました。
 それ以前にもクリエイターやその作品に触れる機会はあって、15年ほど前、音楽活動をしていたときは周りにクリエイターの友人がたくさんいて、彼らの描いた作品を何点か買ったりしていました。ただそのときはあくまで友人間の気軽なやり取りで、「それ気に入ったから買うよ」という感じでした。
 ピカソを買ったときは、まずはアートを買うにはどうしたらいいのだろうと思い立っていろいろ調べてみたんです。当初はどこで売っているのかもわからないし、アーティストにも詳しくないという状況でしたが、「モネの絵も買えるらしい、でも高い……」「じゃあ他の人の作品は?」と調べていくうちに、オークションサイトなどで大体の値段を見ることができたり、わかることも段々と増えていきました。そこで見つけたのが、フィリップスで取り扱っていたピカソのエッチングです。高名な画家の作品が自分でも手の届く現実的な値段だったこともあり、イギリスで開催されるオークションにオンラインで参加することにしました。オークション自体も初めてでしたが、画面に従って登録し、入札しているうちに、実際に落札するところまでいきました」 (※1  Phillips Auctioneersは1796年に設立し、コンテンポラリーアートを中心に、版画作品、写真、デザイン、時計、ジュエリーなどを取り扱う世界的なオークション会社)
(※2  16世紀初頭のドイツで始まった、版画技法の一種。酸による腐蝕を利用して金属板に溝を作り、線を描画する。手の動きに制約がないため、デッサンと同じように自由な筆致で描かれる)

――昨今はウェブで入札することができるオークションも多く、細かな手続きさえ理解できれば誰でも参加できる場合もあり、美術館で見たことのあるような作家の作品から新進気鋭の作家の作品まで、手に入れるハードルは下がってきているかもしれませんね。初めてご自身で落札したピカソの作品は、どのようにご自宅に飾られたのでしょうか?

「実は買ってから自宅に飾るまでの準備が結構大変で、まずフィリップス(イギリス)から自分の手元に届くまでの手数料や配送料も高かったですし、やっと届いたと思ったら紙一枚の額装されていない状態でした。
 その紙一枚のエッチングを手にして「どうしよう」と悩んだ挙句、「額装するなら世界堂だ(※3) 」と思って、世界堂にエッチングを持っていき相談しました(笑)。そこできちんと額装してもらい、やっと飾る準備が整いました。今は、アートを買った時点でギャラリーやアーティストに相談したり、額装屋さんにオーダーしたりしますが、初めてだったので何も知らなかったんですよね。
 当時はちょうど新しい自宅に引っ越ししたての時期で、家の至る所に絵を飾るためのピクチャーレール(※4)を取り付けていました。それから何度も作品を掛け替えていますが、ピカソのエッチングは今でも変わらず飾っています」 (※3 1947年設立。文具・画材・額縁・デザイン用品を取り扱う、日本最大級の専門店チェーン)
(※4 天井や壁面に設置し、ワイヤーやフックを取り付けることで、絵や装飾品などを吊るして飾ることができる)

アートは苦しいときに支えてくれる
軸のようなもの

――ピクチャーレールを設置するなど、ご自宅に絵を飾れるようにしようと思ったのはなぜですか?

「端的にいうと、好きな絵を飾ると心が豊かになりそうだと思ったからです。
 言葉ではないもの、言葉以外で表現しているものが好きで、絵は自分の行きたい方向へ解釈できるところがいいですね。
 日本人の多くは無宗教ですが、それ故に生きるということに対する軸や、自分自身を最後に守ってくれる考え方がなくて、辛いときに心の底まで痛めつけられてしまう人も少なくないのではないかと思います。宗教を信じていなくても、音楽や絵を軸のようなものとして捉えている人もいるのではないでしょうか。自分にとっては買ったときの想いも含めて、アートがそれにあたる存在なのかもしれません」

――海外の友人と話していると、確かに彼らは宗教の考えに基づいた善悪の基準がはっきりしていると感じます。ただ絵は解釈の余地があるからこそ、曖昧なものでもあるのかなと思うのですが、そのお考えをもう少し詳しくお聞かせいただけますか。

「曖昧で確かなものは見えないかもしれないけれど、それでも、自分なりの勝手な解釈ができるという余地を含めて、アートは挫けそうなときや苦しいときに自分を倒れないように支えてくれるものになり得ると思います。特に私が好きなのは、世界で名を成した人のドローイング(※5)やエッチング、若い頃の作品や全力を尽くしていない作品(習作など)、どこか不完全でその人の道半ばのときを見せてくれるような作品です。どんなに偉大な芸術家でも、同じように若いときにはうまくいかなかったり、苦しかったりしたときがあると感じることで、自分が悩んでいるときや辛いときに支えてもらえる気がします。
 それとは別に若いアーティストの作品を買うことで、パトロンというか、今まで自分が若い頃に助けてもらってきた恩を返しているというか、応援したいという気持ちもあります」 (※5 絵の具を塗ることに重きを置くペインティングに対し、鉛筆やペン、木炭などで線を引くことに重きを置いて描かれた作品)

――アーティストを支えるパトロンの立場は、歴史的に見ても苦しいときに衣食住を助けるという場合もあれば、御用画家のように一生尽くさないといけないような関係になってしまうこともあります。竹内さんの考えるパトロネージュとはどのような関係性でしょうか?

「子供の頃は、私を含め誰でも自由な発想を持っていてクリエイティブだったと思います。ただ社会システムの中で大人になるにつれて、そのような部分は失われがちです。その中でアーティストというのは、大人になってもそれをやめなかった人。私はその作品を買うことで、土に芽吹いているその人の芽が踏み潰されないように、多くの人通りがある中でそっとアクリルケースをかぶせるくらいの感覚でいます。
 ビジネスの世界では、何かを選択する際に、自分がいいと思うものよりも売れるものを選ぶなど、個人的な好みは考えずに判断することも多いと思います。それに対して、アーティストとして生きている方々は、何の保証もない、計算もできない世界で、ビジネスとしては確率が低く難しいことをしながら、自分の表現を受け入れてくれる人がきっといる、と信じて生きています。
自分もそうなりたかったけれど、人生の交差点に立ったときに意識して曲がらなかった、私の選べなかった方の人生を生きている人を素敵だと思うし、応援したいと思っています」

キャンバスに石膏やコルクなど様々な素材を載せて、もの同士の新しい関係性を生み出す若手作家、菊地虹の作品。
《さわさわ》 2019, canvas, paper, acrylic, transparent watercolor, plaster, cork
Image size : 116.7 x 91.0 cm / KO Kikuchi

アートは、ものを生み出す
エネルギーの源にもなる

――現代アートをコレクションすると、実際にアーティストと交流できるなど、その人自身を知る機会にも恵まれますよね。

「私は作品を買うことで、その人の人生を少しだけ味わわせてもらっているという感覚なんです。だから普通の友人関係と同じように、その人のことが好きなら仲良くなるということはあっても、そのアーティスト自身のディテールを知りたいとはあまり思いません。それよりも、その人がどんなアーティスト人生を見せてくれるかに興味があります」

――ここに並んでいるVisional Collectionは、日本人の現代アーティストの作品を集めたものですが、なぜこのようなアートコレクションを始められたのですか?

「私たちVisionalは、「新しい可能性を、次々と。」をミッションに掲げ、世の中の課題を解決するために、それまでになかった新しいものを創造し、生み出し続けることを目指しています。その生み出すエネルギーを出し続けるためには、そんなエネルギーを感じられる場所や、エネルギーの源泉となるモチベーションも必要だと考えています。このオフィスはコレクションの展示や内装も含め、そういう場所にしようと思って作りました。
 これらの作品からは、世界に飛び出そうとしているそれぞれの日本人アーティストのエネルギーが放たれています。3年後に見たら、このうちの何人かが世界にはばたいていて、このコレクションの景色も変わっているかもしれません。今は無名な日本人アーティストが数年後には世界で活躍しているかもしれない、それを目にして自分たちももっと行けるかもしれない、と社員が期待感を持てるようになる……そんな流れができれば、新しいものが生まれ続ける会社になれると考えています」

――日本でももっとVisionalさんのような会社が増えると私たちも嬉しいです。海外と比べると、企業家とアートの距離は、まだまだ遠いような気がしています。

「海外に比べて税金の優遇措置など、メリットが少ないのも大きな理由だと思います。特にベンチャー企業の方々だと、自分たちはやりたくてもステークホルダーに説明ができないから難しいという話も聞きます。
 ただ長期的なビジョンで見たときには、優秀な人の中にはアートに関心を寄せている人も多いので、仲間を集うときにプラスになることもあると思っています。自分で創れる人・創ろうとする人、自分で起業できるような人が、なぜその会社に入るのかを考えたときに、「なんか良さそう」という感覚が大事なんです。企業としてアートに携わる活動を続けることで、クリエイトする力のある人に「なんかいい」と思ってほしい、企業として期待感を持ってほしい、と思っています。その「なんかいい」という感覚を、もし他の方法で買おうと思ったら一体いくらかかるんだろう?という話もよくしています。ソフィ・カルのインスタレーションへの協賛も、長い目で見たときにはきっと「なんかいい」に通じる意味のある活動になっていると思います。

 企業の中でも、例えば直接売上に貢献するような、目に見えた実績を出している人に光が当たりがちですが、実はその前にいろんな人たちが企画・研究しては失敗し修正を繰り返しながら積み上げてきたことが、それらの実績を支える重要な役割を担っていたりします。このように、難易度も高く、才覚を問われることをやっているけれどなかなか光が当たりにくい人たちが、自分たちの会社がアートを良いものとしてサポートしているのを見ることで、間接的に応援されている気持ちになるし、頑張れるということもあると思います。アートはマイノリティーや自信のない人に対しても、気持ちを支えるものになり得るのではないでしょうか」

できるだけ純粋にアートと向き合う

――竹内さんにとって、生活の中にあるアートはどのような存在ですか?また、自分でアートを持つことの意義とはどんなことでしょうか。

「私にとってのアートは、哲学だと捉えている(宗教もある種の哲学のようなものだと考えている)ので、苦しいとき弱っているときの助けになる存在です。
 今の日本では、本当はバラエティに富んでいても文化的・社会的な同調圧力によって自分の意見を出せない人もいると思います。しかし例えばアートで自分と同じことを思いそれを描いている人がいるとわかり、その作品を一点持っていれば、自分は一人じゃない、仲間がいるんだと感じられ、その人の力になります。日本では、もしかしたらアートをそういう存在として手元に置くことを、アートを自分で持つことのきっかけにしてもいいのではないでしょうか。
 現在、自宅には10点くらいの作品を飾っていて、大きく分けると自分の精神性に必要な作品と、部屋を飾るためのファッションで掛けている作品の2種類があります。最初に買ったピカソのエッチングと、ジョージ・コンド(※6)のドローイングは自分の精神性のために掛けている作品なので模様替えをしても常に飾っています」 (※6  1957年、アメリカ生まれ。動物と人間をミックスしたような、極端にデフォルメした顔の描写が特徴的なビジュアルアーティスト)

――アートを買うようになってからと、それ以前では作品の見方などは変わりましたか?

「自分で買うようになると、どうしても経済的なことなども含めて作品の周辺情報も入ってきてしまうのですが、必要なとき以外はそういう情報は見ないようにしていて、特に自分が作品を買うときには徹底的に排除しています。
 できるだけ純粋に心で作品と向き合って、作品やアーティスト、その生き方を大事にして見られないと、アートが自分にとって心に良いものとして影響を与えてくれなくなってしまう、自分を守ってくれるものでなくなる、人生が豊かになるものでなくなってしまうと感じます。私自身のスタイルとして、価格が上がりそうでも自分の好きじゃないものは買わないようにしています」

――これからどんなアートコレクションにしていきたいですか?

「今もそうですが、今後も日本人アーティストの作品の比率は上がっていくと思います。10年後にコレクションの中の何人かが世界にはばたいていて、うちのコレクションから何十周年記念とかに若い頃の作品を提供するようになっていたらいいですね」

――竹内さんが憧れる、または注目するコレクターの方はいますか?

「私自身はコレクターになりたいわけではなく、アーティストが羽ばたくまで支えたい、その人生をできるだけ長く見ていたいと考えていて、その延長線上で応援しているアーティストが大成したら素敵だなという気持ちでいます。関係性でいうと、菅木志雄さん(※7)を長年応援している大黒屋さん(※8)のような感じがいいですね」 (※7  1944年、岩手県出身。 李禹煥や関根伸夫、吉田克朗などと共に、60年代末〜70年代を代表する芸術運動「もの派」の中心メンバーとして活躍。インド哲学などの東洋的思想を基礎とする独自の哲学を基に、石や木、金属などの「もの」同士や、空間、人との関係性に様々なアプローチを仕掛ける作品制作を行う )
(※8 那須塩原の板室温泉にある、創業460年を超える老舗温泉旅館。現代アートを愛するオーナーが経営する保養とアートの宿として知られ、宿内にはたくさんの現代アート作品が取り入れられているだけでなく、作家の支援活動も積極的に行っている。 2002年以降は毎年、菅木志雄新作展 を開催。その作品を収蔵する倉庫美術館も併設している)

これからアートを買ってみたい人への
アドバイス

――まだアートを買ったことのない人、これから買いたいと思っている人に、アドバイスを贈るとすればどんなことでしょうか?

「まず作品を見ることが大事。きっと作品を見ていいなと思うことはみんなあるはずです。ただ以前の私のようにどこに見に行けばいいのかもわからないという人も多いのではないでしょうか。そういう人たちにとってもDear Artのようにネットで見て買える環境があるのは素晴らしいですよね。
 現代アートを買うときには、まず作品をいいなと思ったら、その作品の背景やストーリーを聞いてみて、どういう人がどういう思いで描いたか・作ったかを知って、その想いに共感したら買ってみるといいと思います。そうすればきっとその作品を大事にできます」

――最近のお気に入りのアーティスト、注目のアーティストは?

「前提として自分が既に多くの作品をコレクションしている人やビジョナルコレクションに入っている人を抜きにして、最近おもしろいなと思っている人、興味がある人をあげるとすると、佐藤誠高さん(※9)、土取郁香さん(※10) 、奈良祐希さん(※11)の3人ですね」 (※9  1980年、愛知県生まれ。写真と見間違えるほど精緻に描写した鉛筆のドローイングに、抽象的なマチエールを重ねた肖像画を中心に制作。その確かな技力と、存在感ある作品は国内外のコレクターから注目を集めている)
(※10  1995年、兵庫県生まれ。 親密な距離感のふたりの人物を描く「I and You」シリーズや、風景やものの色や形を抜き出して描く「a scene」シリーズを通して、大切にするとはどういうこと?という疑問や、人やものの間にある距離を表現する)
(※11  1989年、石川県生まれ。建築家でありながら、約350年の歴史を誇る大樋焼十一代大樋長左衛門を父にもつ陶芸家でもある。陶芸の伝統的な技法と、建築の最先端技術を組み合わせた作品が世界的に高く評価されている)

――最後に、竹内さんにとって「アート」とは?

「「写真」でしょうか。自分が選ばなかった別の人生を選んでいたときに、そこに写っている自分の写真のような存在です」

 インタビュー:山本菜々子 テキスト:山下千香子

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Profile

ビジョナル株式会社 取締役CTO / アートコレクター
大手IT系開発会社に就職後、エンジニアとして官公庁や大手通信会社向けシステム開発に従事。
その後、株式会社リクルートの全社共通基盤フレームワーク開発に携わった後、株式会社レイハウオリを創業、代表取締役社長に就任。
その後、株式会社ビズリーチ創業メンバーにもジョインし、後に取締役CTOに就任。
現在はホールディングス化してビジョナル株式会社の取締役CTOに就任。
また、一般社団法人日本CTO協会理事も務める。
ビジョナル株式会社のアート関連活動もリードしており、2019年にはソフィ・カルの映像作品「海を見る」の渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンジャックをスポンサード。2020年には日本人現代アーティストに限定した「ビジョナルコレクション」をオフィスエントランスに一挙公開するなど、ビジネスとアートの架け橋を作る活動も行っている。